2019/02/28
弊社コンサルタントの山中 佑也が、「月刊 車載テクノロジー 2019年2月号」(発行:株式会社技術情報協会)に寄稿いたしました。
「自動運転に求められるHMIと開発動向」という特集記事内にて、車載HMI機器のユーザビリティ評価と主観的評価法について論じています。
寄稿者より
近年、自動車の車載機器システムの高機能化や先進安全システムの普及が進み、車載HMIの重要性が高くなっています。しかし、車載HMI機器の情報把握や操作にまつわるユーザビリティが低いと、ドライバーは不安に感じ、機能としては優れていてもそれを使わなくなる可能性があります。これを避けるには、ユーザビリティを評価して確かめることが有効です。一方で、最近はHMI開発のスピーディさが重視されるようになり、従来のウォーターフォール型からアジャイル型にシフトしつつあります。ユーザビリティ評価もこの時流に合わせ、「素早く・効率的」な実施と、開発担当者・関係者間での共有が重要になってきています。
本稿では、評価を素早く繰り返してユーザビリティ向上を目指す「形成的評価」と呼ばれる評価法を解説しています。