ちょ、待てよ…!GoogleHome!~視覚障碍者である私のGoogleHome生活 パート2~
こんにちは、竹中です。
今回は、シリーズ・モロクマ君が行く!第二弾です。
諸熊君が、GoogleHomeのレシピ読み上げ機能を使ってお料理にチャレンジしたときの体験について、語ってもらいます。
~~~~(以下諸熊君)~~
GoogleHomeには、料理のレシピを教えてくれる機能があります。「カレーのレシピを教えて?」などと呼びかけると、レシピを読み上げてくれるのです。
私も時々料理をします。
主に作る料理は、野菜サラダや鍋料理です。野菜サラダは、包丁などの扱いに注意すれば作れますし、鍋料理は、ゆで過ぎても焦げる心配がありません。
ただ、「レシピを覚えきれない」ために、作れない料理はたくさんあります。レシピを調べることはできるのですが、料理中に確認することができません。料理中にパソコンやスマホがいじれないからです。
そんな悩みを、GoogleHomeは解決してくれるでしょう。パソコンやスマホに触れなくても、呼びかければレシピを教えてくれるからです。
というわけで、さっそくレシピを聞きながら料理に挑戦…
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”モロクマ”]OK Google! プリンのレシピを教えて![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”GoogleHome”] 1.溶いた卵と牛乳、砂糖をよく混ぜ、こす。2、3度こすと、砂糖も完全に溶けきります。
2.鍋に容器が半分つかる程度のお湯を沸かす。
3.耐熱の容器に泡立たないように流しいれる。(加熱途中、プリンが膨張するので、容器いっぱいいっぱいにするとあふれてしまうので注意!)
4.容器を鍋に入れ、ふたをして弱火で10分火にかける。[/speech_bubble]
レシピを読み始めたのは良かったのですが、最初から最後までノンストップで読み続けました。
一度に説明されても覚えきれません。それに、そんなに早くプリンを作ることもできません。
では、読み上げを途中で止めたり、再開したりを繰り返せば良いのでは?
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”GoogleHome”] 1.溶いた卵と牛乳、砂糖をよく混ぜ、こす。2、3度こすと、砂糖も完全に溶[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”モロクマ”]OK Google! ストップ![/speech_bubble]
止まりました。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”モロクマ”]OK Google! 再開![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”GoogleHome”] すみません。よくわかりません[/speech_bubble]
覚えてないの?
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”モロクマ”]OK Google! プリンのレシピを再開して![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”GoogleHome”] 1.溶いた卵と牛乳、砂糖をよく混ぜ、こす。2、3度こすと、砂糖も完全に・・・・・・・・・・・[/speech_bubble]
ダメだこりゃ。最初から読み始めた…
「音声でレシピを聞き出す」方法を知った時、凄く喜びました。が、残念ながらGoogleHomeは、私の「レシピを覚えきれない」という弱点をアシストしてはくれませんでした。
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諸熊君とGoogleHomeのお料理エピソード、ちょっと残念な結末でした。
料理本やレシピサイトを見なくとも、次の工程をほどよいタイミングで教えてくれる、ということが実現すれば、すごく快適なお料理タイムになりそうですよね。
そんな理想的で快適なユーザー体験を提供できることが、イノベーションの定着のための重要な要素だと思います。
「~~できたよ、さあお次は何をすればいいんだい?」とAIと対話しながらタスクを進められる、そんな未来までは、もう少しってところでしょうか。