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組織の進化理論(シンカリオン)


ガンガンズダンダン、僕ら遮二無二・進化中♪
とボイメンの曲で始まる、シンカリオンみなさんご覧になってますか?

www.shinkalion.com より

突然すみません。小鉄息子(4歳)と一緒にTBS系テレビアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION」にはまっています。

※子供用のロボットアニメなんですが、JR各社協力の基、鉄道好きも唸らせるマニアな描写、親子関係や地方と都市の問題などさまざまな問題をテーマに見ごたえのあるストーリが展開されています。

先週の第6話「貫け‼シンカリオンE7かがやき」では、第5話で何とか一時停止に追い込んだ敵が再起動し、3機のシンカリオン(はやぶさ、こまち、かがやき)が苦戦するという局面が描かれました。

苦戦する原因は、今回の敵に関しては、かがやきに装備している武器(シャリンドリル)でし太刀打ちできないにもかかわらず、銃の名手である“こまち”の運転士「アキタ」が、自分の価値観を曲げず銃撃戦に持っていこうとするから。
アキタはプライドが高く自分が一番強くかっこいいと思っているのですね。
またそんなアキタに対して、E7かがやきの運転士「ツラヌキ」も対立するような言葉をふっかけてしまい、2人の関係性が悪化してしまいます。
みんな自分の力や優位性を誇示したいタイプなんですね。

そう、この局面での最大の原因は、”信念と信念の対立”です。

その時、ストーリーの中心人物である“はやぶさ”の運転士ハヤトはどうすればいいか悩み、「そうか、もっと素直になればいいんだ」とつぶやきながら、無謀にも自分が真っ先に敵に突っ込み「アキタ助けて!」と叫びます。

アキタはハヤトの行動にびっくりしながらもハヤトを助ける形で、敵の動きを二人で封じ込め、そのすきにツラヌキがシャリンドリルで止めを刺し、見事チームで敵に打ち勝ちました。

ハヤトがとった戦略は「仲間に頼ることの大事さを伝える」作戦。

うーん、感動的。
そんな折に手に入れた書籍がロバート・キーガンの「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」

https://honcierge.jp/ より

「助けを求めること」「情けない自分を見せること」はこれまでの社会通念ではネガティブに捉えがちでしたが、本書では、人が成長するためには現状を認識する必要があり、現状を見つめ成長していく時には、他人の承認(特に所属する組織からの承認)が必要と記されています。理想の組織とは、互いに支えあい、互いに関心をいだき、応援する関係になっていることだと。

”弱さは、恥や恐れや自己肯定感の乏しさの基である反面、喜びと創造性、帰属意識、愛情の根源にもなる”というブレネー・ブラウンのメッセージも紹介されていました。※TEDのプレゼン「傷つく心の力」も参照くださいね

子どもが成長するときに、心安らぐ場(HOME)が必要なように、大人が進化するためにも、安心できる、弱さをさらけ出せる関係性が必要なのだということでしょうか。

PS.それにしても、進化理論と書いて”シンカリオン”と読ませる主題歌には痺れますー。7話も楽しみだなー。


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