セミナーやWSだけでは組織は変わらない
これまで、IOT（Innovative Organization Tree）に元づく組織サーベイ「OTS（Organization Tree Score）」をいろいろな組織・チームにご活用いただき、おかげさまで好評いただいております。ありがとうございます。
※IOT、OTSとは
U’eyes Designで開発した、イノベーション組織に必要な6つの要素からなる構造モデルIOTに基づき、組織のチームのイノベーション度合い、変化への適応度合いを可視化するためのアセスメントツールです。このツールとダイアログ・ワークショップを組み合わせて、チームに対する意識を高めたり、チームを向上するためのアクションを検討していくサービスです。詳しくはこちら。
OTSという理解しやすいシンプルなフレームを活用することで、
・複雑な組織の課題を、俯瞰的に、共通の認識でとらえられる
・エピソード共有により共感的なつながりが強化される
・チームの関係性の向上・業務の質の向上への意識向上につながる
などの効果があります。
ワークショップという方法は、イベントのような非日常感があって発見や学びが得られます。ですが、それを日々の業務というフィールドに持ち帰って活用することはなかなか難しい、という悩みも耳にします。
人間のふるまいは環境に大きく影響を受けるので、非日常の場で考えたアクションを実際の業務の場で実践することは、意外とハードルが高いと感じるかもしれません。また、心や知識がアップデートされた分、感受性が高まり、理想と現実のギャップがより強く感じとれてしまってつらくなる、ということもあるのです。
また、OTSは半期に1回くらいの頻度で定期的にとって、チームの状況や変化をとらえていくことをお勧めしていますが、スコアを取っただけでは何も変わりません。OTSによって組織の状況を把握したうえで、次にとるまでの間、チームの状態が良くなるような働きかけを継続的に行っていくことが必要です。
このような課題をどうにか解決すべく、U’eyes Designでは新しいサービスを立ち上げつつあります。
その名も、IOT”Growth”、チームの樹を育てる、ロングターム型の伴走支援サービスです。
OTSアンバサダーズとは？！
OTSを実施いただいたチームで、結果共有＆ダイアログWSを行い、そこでの振る舞いや考え方に基づき、チーム作り、チーミングに対する関心が高く、課題感を感じているメンバーをスカウトします。
「OTSアンバサダーズ」というチームを作り、半年間、このメンバーの活動をサポート・メンタリングして、組織全体に波及効果が生まれることを狙ってサポートしていきます。
チーム全員に対して私たちが長期にサポートすることが物理的に難しいことや、先々は外からのサポートがなくともメンバー自身がチーミングを行えるようになっていただくために、このような構造を考えました。
チームにこそ、アウトカムとデザイン思考を！
組織を何とかしたい、という志の強いアンバサダーズと、隔週で開催するMTGでダイアログを行っていきます。
大きな流れとしては、アンバサダーズMTGで、最初の2回でアウトカムを決めます。そのあと、アウトカム実現に向けてデザイン思考をベースとしたサイクルを3回まわします。半年間で9回を予定しています。
上記を、隔週で実施するアンバサダーズMTG（2時間/回）と、日々のチャットツールでのコメントのやりとりをしながら進めていきます。
※アウトカムとは：受益者（生活者側）に提供する体験価値によって、社会にもたらしたい変化、実現したい未来像を指します。
アンバサダーズみんなで、各自の体験エピソードを共有しながら、「だからこそこんなチームでありたい！」ということについて話し合うことから始めていきます。
実践！
このようなサービスですが、考えるより感じろ！ということで、まずは先行的に弊社で実施し始めました。
弊社でもOTSをとっていますが、その結果共有＆ダイアログ・ワークショップを経て、6名がOTSアンバサダーズとして活動してくれることになりました。
その様子を、ブログでお伝えしていきたいなと思ってます。（つづく）
※Growthについて知りたい方、実施に関する詳しいお問い合わせは、こちらよりお願いします。
